残機×0 絵とまんが

バハムート ラグーン

(忍術LV041-050)

にこいち

LV050

20060108

自信満々な割に腕悪いサジン、仕事しないゼロシン。
友達作りたいゼロシン、仕事の話しかしないサジン。

どうしてこんなふたりが組んでいられるのか、そのきっかけはなんだったのか、考えれば考えるほどにわからない。腹立たしい。これかも、と思う理由はいくつかあるけど、いまいち納得しきれない。
なぜならそれが私の想像だからだ。公式設定じゃないからだ。
とはいえスクエニが「アサシンたちはこういう訳で一緒に仕事してるんです」なんて発表する日はついぞ来るはずもないので、年のはじめからイライラしながら理由を探ります。私にはそれしかできないのだ。


とりあえず周りを固めようと思うので、今気になった↓から。
「サジン、ゼロシン、それぞれ相棒に頼ることってあるの?」

イメージとしては「元気なときにはそれもまたよし、しかし本当に弱ってるときには頼るまい」。
(本当はサジンは頼るのも頼られるのも嫌いそう、ゼロシンは頼られるとひよるか調子こくかのどっちかだなと思うんですが、ふたりしかいないおまえらアサシンなんだ、その間にちょこっとはつながりがほしい)

組んで仕事してるのだから、共闘の相棒としてはお互い一応及第点を与えているのでしょう。だけど友情はないらしいのでそこ止まり、それ以上でも以下でもない。
よって、期待や危機を押し付け共有するつもりも権利も資格も、それをかぶってやる包容力も義理もない。
でもまあ仕事がうまく運ぶなら、頼ってもやろうじゃあないの。頼られてもやろうじゃあないの。

けれども、アサシンふたり、相棒の職業上のスペックは信用してるとしても、相棒自体を信頼してはいないんじゃないかなと思えます。なので、ほんとのほんとにやばいときには「なんでこいつに手助けされなきゃならないの、助け求めなきゃならないの」ってなりそうな気がする。
あるいは自分が足手まといになってると気付いた時点で戦線離脱を計っちゃいそう(方法は多岐に渡る)。


ここまで考えてみたところで、「これ組んでるって言わないだろ」と素に戻りました。
でも組んでるのはたしかなんだ、サジンはゼロシンのこと「相棒」って呼ぶし、ふたりまとめて雇われてるし…。
てことは私の考え方が間違ってるということだ。
そうだ、彼らはいついかなるときにも助け合い、頼り合わねばならんのだ。
1+1を2にするために人は群れ集うのである。

だけど、「全面的に協力しあうアサシン」想像してみるに、個人的にはこれがまあ実に似合わないのです。
なにがいかんの?

話それるけど、ありがたいことにファーレンハイトにはコンビ扱いされることの多い人が数名いるので、そこをつついてみることにします。

コンビとして特に目立つなあと思うのは、アナスタシアとエカテリーナ、フルンゼとレーヴェ、ジョイとネルボ。

彼らはそれぞれ仲が良い。仲良しゆえに恋の相談してみたり、陰湿にいやがらせしてみたり、仲違いに悩んでみたり、恋人(予定)を内緒にしてみたりする。
きっと友情パワーとかそういうのも出る。景気よく出る。いつもはできないはずのことだってできちゃう、君が、あなたが、隣にいればできちゃう。
最早助け合うとかそういうレベルじゃない、ふたりでひとりだ。これがコンビというものだろう。

さて、アサシンは…。

恋? それよりまず友達だ。でもかたや作り方を知らず、かたや作るつもり毛頭なし(おそらくアサシンとしては正しい判断)。
そして違えるような仲はもともとない。

ほらまたうまくいかない。

「組んでる」と「コンビ」を一緒くたにするのがまずいのか。
ジョブ同じ、グラフィック色違いだからって、両者の間に特別ななにかを期待するのが間違っているのか。現にバルクレイとグンソー、フレデリカとジョイ、ゾラのむすことドンファン、彼らの間にはこれといってなにもないではないの。

なんかよくわからなくなってきたので、コンビらしいコンビとアサシンふたり、私の感じるそれぞれの関係をなにかにたとえてみます。なにか掴めるかもしれないから…。


わかりにくい!(あと多分このふたつだと威力かわっちゃうから比較にならんと思う)


わかりにくい!


わかりにくい!


たとえじゃない!


余計わからなくなりました。私はなにがしたかったんだっけ?
とりあえず、情を言葉でしっかと示せなど野暮もいいとこ、ということだけは掴めた。

広い世の中(オレルス)、助け合い精神のないコンビのひとつやふたつあったっていいとは思うんだけど、じゃあなんで組んでんのかが気になってしかたがないのです。その答えのない問いについて、考えれば考えるほどイライラするのです。そしてそのいらだちがちょっと好きです。

If もしも

LV049

20051123

アサシンが社会的に見ていいやつだったらどうしよう。

サジンの「人生うらみちかいどう…」発言から、アサシンは日陰者、悪いもの、まっとうな人間からは敬遠される存在というイメージを自然と持ってました。
でも、思い込みはよくない。そこで考え直してみたのです。
もしかするとまかり間違って義賊扱いされてる可能性もないとは言えないんじゃないだろうか…、日が当たってないと思えるのは自分自身が太陽だからなんじゃないだろうか…。


そういえば、思い当たることはあるのだった。
艦に来る前に見られる唯一のお仕事は、有志による自由革命団に雇われとはいえど参加し、民を苦しめている王を追い立てて終了…というもの。アサシン自称しつつも殺すわけではない。とても人道的です。
もしもそれまでもそういうお仕事、世のため人のためになるお仕事ばっかり引き受けていたのであれば、もうこりゃあちょっとしたヒーロー扱いする人のひとりやふたり出てきたっていい気がする。富裕層への不満が募るダフィラだ、仕事を選べば庶民の英雄になることはさほど難しくなさそう。

アサシンの功績の伝播役はもちろんダフィラ新聞。東スポをもしのぐ嘘見出しで煽る煽る(ただ1部100ピローは高すぎるので、号外でもまきちらしてもらわないことには話が進まない)。
国民の大多数は金がない、金がないから娯楽どころじゃない…そういう状況でちょっと面白い話を耳にすれば、それにいくらか興味をひかれるもの。おまけに自分たちの生活をいい方に持っていってくれるかもしれないとくれば、応援しないわけにはいくまい。
仕事の標的にされる富裕層の人々からはゴキブリ扱いされるだろうけど、こちとら庶民、数で勝負だ。もしも金持ちみなが不支持の声をあげたとて、支持の数に勝ることはない。ついでに、どうも忍者や義賊の出てくる世界はやりかたはどうあれ貧しい集団に肩入れすることを無条件に美しいとする傾向があるようなので、ここで負けてもなんら問題はない。

条件は揃った。

新聞に日々おどる鼠小僧の文字。飲み屋に人が集まれば次の標的は誰かで賭場がたつ。ハーレムの奥さんたちは、ここにも正義のアサシンが来てくれやしないものかねえ、とけだるい世間話。その帰りを待つ小さな子供たちは日の沈むまで義賊ごっこで砂まみれ。
アサシンはみんなのヒーローなのだ。
(でもやっぱり「義賊の男」とたとえば「小さいながらも雑貨屋をやっている男」だったらお父さんとしては後者に娘を任せたいだろう。なので本人たちには一応日陰者の自覚はある)


反乱軍の人たちがアサシンの加入をあっさり受け入れているのも、風の噂に義賊との旨を聞いたから…ってことでしめようと思いましたが無理でした。やっぱりアサシンはアサシン、ひかれてなんぼの気がする。

・ふたたび

LV048

20051116

LV44で書いた、アサシンの名前は偽名かも…というのに関して新説いただきました。「偽名だとして、なぜ本名を隠すのか?」についてです(文章はちょっと書き換えてあります)。

本名(諱)を隠すのは呪術から身を守るためかも?

昔は諱を呼ばれると呪術にかかると考えられていたので、親や大名以外には本名を呼ばせなかった。そのため普段は通称が用いられていた(例 … 明智十兵衛光秀 → 通称「十兵衛」、諱「光秀」)

サジンは無神論者っぽいイメージがあるけど、魔法だの神竜だのが実在する世界だし、呪いを回避するために通称ぐらいは持ってそう

オレルスに呪いって存在しそうだなあと思います。呪いというと人に害を与えるものになってしまうけど、それだけじゃなく、周りにとってプラスになったりよくも悪くもなかったりするいろいろな現象を生き物の思念で起こすことが可能な世界のように感じる。
魔法や技はその「人間やモンスターの思念が実体化したり他に影響を及ぼしたりする」ということの一例なんじゃないかなと思えます(ひょっとしたら気持ちなんて関係のないすごく無機質なメカニズムがあるのかもしれないけど…)。
特に神竜召喚の発動にはヨヨさまやセンダック(と神竜)の心情が深く関わってるのじゃないだろうか。うまく説明できないのでこの場は逃げますが、そんな気がすごくするのだ。

サジンは「無神論者っぽい」というところから、呪いの存在を鵜呑みにしてるわけじゃないのかなという感じがしました。
恨みつらみ買いまくりの商売だし慣習だから保険として偽名は使うけど、そういう目に見えないものよりも、もっと怖れるべきは人間。殺した相手の家族が雇った同業者が首狩りに来たらどうするかとか、そっちのほうが目下重要である、と。

ゼロシンは反対に呪いをすごく信じてそうな気がします。あの変に一途っぽいところを頑張って良く言うと「純粋」、迷信だろうがなんだろうが耳にした話すべてを信じこんでしまいそう。
母親を捨てきれていないゼロシン、万が一母親にまで呪いの害が及んだら…という心配があるので、あらゆる手を尽くして守りを固める。ときに騙されて馬鹿高い魔除けグッズとか買わされるけど、ゼロシンはかあさんのためになにかをすること自体がしあわせなので問題なし。

(サジンは家族についてなにも語らないので、ゼロシンのように血縁を捨て切れていないということはないんじゃないかなと思います。表立って言ってないだけで心中未練たらたら、の可能性もあるけど、そんなアサシンとしては異常なふたりが組んでるのだとしたら傷の舐め合いのようでいやだ。なので「家族はいない」もしくは「いないものと割り切った」ということにした。それか、万一心の中では家族のことばっかり考えているとしても、それを表に出すことはない…ということに今むりやりした)

そういうふたりの呪い論争と周囲への影響

15日 20:26 呪いは存在するかしないかで大揉め



翌日16日 08:09 ゼロシン、なんとなく腹が立ったのでいやがらせに走る

ドロッとしてるのはパピーです。ほんとはもっとでかいと思う)



15日 22:14 しかし呪いはあったのだ

アサシンがクルーを暗殺

あの方、仕事と気苦労が増える

あの方に大変な思いをさせるなんて…

アサシンめ!

ということでエカ最近の日課…「呪う」



余談 16日の経過

7:45

ホーネット、パピーがいないことに気付き半狂乱。パピーパピーと叫びながらファーレンハイト中を捜索行脚

エカテリーナ(ストーク中)、ホーネットを心配しときめく

年若いクルーがボスに幻滅する

子持ちのクルーが妻子に思いを馳せる

8:13

サジン、足腰立たず。布団どうにかしろと相棒を一喝

8:14

ゼロシン、今日の洗濯当番が隊長だということを思い出す

サジン、チャクラを試すも効果なし。しかたがないので床で転がる

8:15

ゼロシン、布団を前に後悔、「後先考えて行動するべきだった…」

8:16

ゼロシン、殴られるのやなので裏の森にて布団を水洗いすることに。部屋を出る

8:19

サジン、パピーに懐かれ意識が飛ぶ

8:32

ホーネット、パピーはいないかとアサシンの部屋を訪ねるが返事はない

エカテリーナ(ストーク中)、ホーネットのノックのしかたがカーナ式ではないことに気付きときめく

ゼロシン、水を吸った布団が重くて持ち上げられない

8:35

ゼロシン、布団を引きずりながら部屋へ戻る(途中二度転倒)。相棒が床でぐったりしているので濡れたままの布団を顔にかけてやる

パピー未だ見つからず。ホーネット、泣きが入る

エカテリーナ(ストーク中)、涙にときめく

8:38

サジン、意識を取り戻すが水を吸った布団が重くて起き上がれない

8:40

サジン、相棒に罵詈雑言

ゼロシン、無視

8:43

ゼロシン、パピーを連れて来たままだということに今頃気付く

8:47

ゼロシン、庭にパピーを返す

しかし隊長に目撃される。事情聴取のためブリッジに連行

8:51

ビッケバッケ、キノコ栽培場へ向かう途中庭にパピーの姿を見つける

サジン、火遁で布団を乾かし脱出。その際服の袖が焦げる

8:54

ビッケバッケよりホーネットに通信(伝声管?)、「パピーいたよ!」

ホーネット、泣きやむ

8:55

エカテリーナ(ストーク中)、舌打ちしつつもときめく

ホーネットパパ、ドラゴン広場にてパピーと涙の再会

エカテリーナ、嫉妬しつつもときめく

9:10

朝礼召集、総員ブリッジに集合

サジン、ショックによるものか未だ足腰立たず。朝礼欠席

9:11

ホーネットが浮かれている

エカテリーナも浮かれている

9:17

ゼロシン、パピー誘拐罪により隊長判断で減俸決定(さらしもの)

9:32

朝礼おわり、解散。出撃まで各自戦闘準備

10:23

グランベロス砦上空に到着

10:25

出撃合図のホーネットスペシャル(いつもよりスペシャル)一発

10:26

サジン、出撃予定だったが留守番に。自己管理がなっとらんとの隊長判断、減俸決定

21:43

エカテリーナ、また呪う

右の頬も

LV047

20051109

平手ですんでるうちはまだいい。

サジン、ほんとは感情の起伏そんなにないイメージなのに、私が描くといつも(ゼロシンに対して)ぷんすかぷんすかしてしまいます。

軍にぽつんとアサシン

LV046

20051108

反乱軍のメンバーがアサシンならびにその所業をどう思っているのかが気になってきました。

別にどうということもなくただの戦友と感じているのか、「そんなのいたっけ?」なのか、殺人そのものは許しがたいけれど生きてゆくための彼らなりの術であるからしかたないと考えているのか、金と命を秤にかける最低な人種だと思っているのか。
「殺人」という行為だけをとってみれば、戦争という理由があるにしろ自分たちも同罪。該当する考えがうしろふたつであるのなら、自分の中でそこをどう処理しているのか。
ゲーム中ではみんなあっさり迎え入れているけど、敬遠するなり、積極的に対立するなり、なにかしら思うところはあるんじゃないだろうか。腹の中に負の感情ためてる人だっていてもいいんじゃないだろうか。なにも気にすることなく100%すべてを受け入れ、あまつさえ賛同する人がいたらそっちのほうが問題だ(でもそんなとこ微に入り細に入り真面目に描かれても困るし話が崩壊しそう)。

すごく安直ですが、少なくともプリーストはアサシンにいい感情を持ってはいないだろうなあと思います。バハラグのプリーストがどのような教義のもとにどのような神に仕えているのかわからないし(わかったところで信仰に縁のない自分には推測しかできん)、そもそも白魔法が神への信仰によって得る力なのかどうかも謎なので、「ゲームにおけるプリースト → 神に仕え生死を司る、なによりも命を尊ぶ」っていうなんとなくのイメージがものさしになってしまうけれど…。



プリースト以外だと特にトゥルースの胸の内が気になります。パルにぶつかっていったときのような怒りをアサシンに対しても覚えたりはしないんだろうか。アサシンの仕事は直接自分には関係ないから冷静に見られるのかな。

スマイル、0ピロー

LV045

20051102

ゼロシン、笑顔の練習したはいいけど誰に披露するつもりだったんだろう。いつか練習の成果が実る日が来るといいなあ。


ゼロシンの髪の毛の色のなんとなくのイメージがぽっと浮かんだのでそれを描きたかったんだけど、塗ってるうちに全然違う色になってしまった。ほんとは「焦げ茶に白ちょっと足して、ピンク若干入れて、橙色ほんの少し加えて、力いっぱい混ぜた…だがしかしムラがある」っていう感じにしたかった。
いつだったかアサシンの髪の毛は一生描かないとか言いましたが、あれは一時の気の迷いです。

撤回ついでにもうひとつ…アサシン、ガイドブックで忍者と明言されていた。LV41の1項、意味なし。

LV044

20051029

裏稼業の人間を雇って名前問うたところでそうやすやすと本名教えちゃくれないだろうと思うので、「サジン」「ゼロシン」は偽名なんじゃないかなという気がしています。
さあ、そこで気になるのが本名だ。彼らが親からもらい受けた名称、アサシンになっていなければ大っぴらにしていたはずのその名前を予想してみたい。

…とはいえ、手がかりなんてなんにもありません。困った。
ただ幸いなことにバハラグには名前入力画面があるため、オレルスで人間に名前を付けるにあたってどのような制約が存在しているのかを少しではあるが我々は知ることができるわけだ。
ならば、それをふまえて、考えられるかぎりの名前を書き出せばよろし。


…等々(まだまだ腐るほどあるけど私の頭がついていけないので割愛)。
上記の制約にのっとって文字の組み合わせを書き出せば、サジンで一個、ゼロシンでまた一個、正解はその中に必ず存在するはずです。「アア」に始まり「??????(一番最後に来るのがなんなのか私にはわからない)」で終わる?通りのすべてを根性でもって書くのだ。
予想になっているかどうかあやしい上に、本名が公式発表される日なんて天地がひっくり返ろうとも来るわけはない。けれども「一度はサジン / ゼロシンの本名を書いたことがある」という既成事実、これが重要です。

ただこれ、ひとりのスタッフの胸の内にしか存在していないのでもかまわないから、とにかくなんらかの形で「『サジン』『ゼロシン』は本名ではない」「本名が設定されたことがある」という前提条件が成立していないことにはお話にならない。さもなきゃ「存在しない正解をさがす」ということになってしまってすべて台無し。
よって、「アサシンの本名を当てる」というこの計画、100%の確率でお流れ決定です。始まってすらいないのに。

(上の法則をふまえた場合に文字の並びは何通り考えられるか…って数式に表せるんでしょうか。できるとしたらその解はいくつぐらいになるんだろう。5桁6桁どころの騒ぎじゃない気がします)


サジンとゼロシンがおのおの自らその偽名を付けたのだとすると、俄然彼らがかわいく思えてきます。オレルス語の「サジン」「ゼロシン」にどんないわれがあるにしろ、あるいはそんなものはないにしろ、無数の選択肢の中からひとつだけを選出したっていう行為がなんとも言えず微笑ましい。
さらに、そうして選んだ名前に少しでも愛着を持っているのならば、ちょっとこそばゆいがとても嬉しい。ないならないでまあいいや。

誰かに付けられたのだとしたら、名付け親はアサシン界の偉い人・上の人になるのかな。どういう付けかたしてるんだろう。

ひとつところに同じようなものがいっぱい存在していてそれを見分ける必要がある場合、一番てっとり早いのはそれぞれに番号を割り振ることである、と思う。したがって、左から順に一号、二号、三号。ただそれじゃあいくらなんでもあからさまにあやしい、ならば番号のかわりに動詞やら名詞やらの適当な単語を使うが吉と出た。
もしも死んでしまったり使い物にならなくなったりしたら、いずれ現れるであろう新入りに単語使い回し。人に単語が与えられるのではなく、単語に人があてがわれる。偽「名」とは言うけど、本人にとっても周りにとっても名前っていう認識ですらない。
…それぐらい事務的に軽く付けられたとか…。

もしくは、ことさらに事務的に、外見上などの(ある程度不変の)要素を記号化。
一文字目はたとえば髪の色。黒が「A」、やや茶が「B」、金髪が…赤みのある金髪が…以下略。
二文字目はたとえば虹彩の色。黒が「あ」、やや茶が「い」、以下略。
三文字目はたとえばつむじの位置と巻き方。向かって右・前頭部よりの右巻きなら「ア」、向かって右・前頭部よりの左巻きなら「イ」、以下略。
あと+αで特徴をいくつか。爪の形、(足の)人差し指と薬指とどちらが長いか、猿腕か、以下略。
こうしてできた文字の羅列をそのまま名前とする。「髪はまっ黒、瞳は少し茶色がかった黒、向かって右・前頭部よりの位置に右巻きのつむじ(+α)を持つ男」だったら「Aいア(+α)」。製造番号みたいなもんだ。
(本当は色なんていう基準の曖昧としたものじゃだめだろうけど、いいたとえが浮かびませんでした)

あとは…一般夫婦が子を授かったときと同じように、願いと理想と愛情を込めて、悩みに悩んで命名。これはないだろうなあ。


でもやっぱ、一番面白いのは「サジン」「ゼロシン」が潔く本名だった場合だと思います。

悲しいことはふたり分、嬉しいことは半分

LV043

20051014

半分もあればあふれるほど充分だろう。


サジンとゼロシンが協力して仕事をするという場面がどうも想像できません。

一応「相棒」の関係だし、ゲーム中にふたりで仕事してる場面はなくても(ダフィラではふたりともが同じ仕事に加担してるけど協力とは違うように思う)どこかしらには力の貸し借りや頼り頼られがあるはず。
けど、共だって標的を付け狙うっていうあからさまな協力はもとより、「片方が暗殺実行、もう一方は情報収集」みたいな裏方としての協力ですら想像してみるになんだか嘘くさい…。

多分そのうちグレる

LV042

20051002

アサシンて反乱軍に雇われたのかな、ビュウ個人に雇われたのかな。

暗殺というものすごく個人的な感情を含んだオプショナルが付いてるからか、個人的にはビュウ一人に雇われた感が強いです。それがどんどこエスカレートしていって、なんだかもう隊長専属の雑用係・遊び道具みたいに思えてきました。


(↓イメージ)

隊長が一度指を鳴らしたなら、アサシンはどこからともなく現れる。

隊長が妙にそわそわしていたなら、アサシンはこりゃなんかいらんことする前触れだとすぐさま悟る。そしてその標的となることを甘受する(金もらってるから)。隊長が異様に真面目であったなら、アサシンは変なものでも拾って食ったか頭でも打ったか、あるいはよからぬことを考えているのかと思案し警戒する。
例え隊長の目の色がかつて見たことのない程に真剣であったとしても気を抜いてはならぬ、ふと目をそらしたその一瞬の隙をついて心底いらんことしてくるのが我らが隊長というものだ。

隊長が結局最後まで真面目であったなら、それはやはり拾い食いか頭部強打によるものだ。じきに回復する。
警戒を緩めるな、腰は落としたままでいろ。


あ…覆面してない…。

気になること

LV041

20050911

疑問が三つ。


私がアサシンを描くと、いつもまるきり忍者になってしまうのである。

けれどアサシンは忍者ではない。忍術使うけど、忍者ではない。アサシンはアサシン。

術名は火遁とかまやかしとかもろに和名だし、武器は「忍」剣だし、見た目忍者ぽいし、やっぱり忍者ってことでいいような気もするけれど、しかし制作班がジョブをアサシンと定めた以上、サジンとゼロシンは決して忍者ではない。
アサシンと忍者とを混同することは、あらかじめスクウェアによって禁じられているのだ。

「アサシンぽい忍者」ではちょっと違う。らしい。あくまで「忍者のようなアサシン」。らしい。
「まんま忍者じゃないか」という思いが脳裏を掠めるのを、我々は必死こいて阻止しなければならない。

さて、ではなぜ奴らはアサシンと冠されることになったのか?(オレルスの世がアサシンをアサシンと呼ぶことになった理由ではなくて)スクウェアの人があのふたりのジョブをアサシンと名付けた理由はなんなのか?

グラフィック面等で結びつきの強いFF6の影響(シャドウ)が若干ありそうな気もする…。

もうひとつ、さらにわからないのは「なんであんなに忍者に近い見た目なのか」。あえて見た目とジョブ名をちぐはぐにしたのにはなんか理由があるはずなんだ。
私は「なんとなくノリでそうなった」を提唱します。


ダフィラのイメージは中東が基になってるんだろうけど、ちょっとだけ日本が入ってるといいなーと思うことがあります。前述の通り、アサシンはところどころ和。上に記したことをぶち壊してもうこの際「アサシン = 忍者」としてしまえば、なおのこと和。ならば、アサシンゆかりの地であるダフィラに和要素があっておかしいことはない。
けれど、実際15章を見る限り、ダフィラには和(忍者)の要素なんてかけらも見あたりません。家は石造り、見渡すかぎりの砂漠。中東のにおいがぷんぷんで、日本的文化が根付いていそうな様子はない。

では一体あの日本的文化はどこで生まれ、アサシン界に広まっていったのか。

たまたまサジンとゼロシンがいたから「原産地:ダフィラ」のように思いこんでしまっていたけれど、アサシン文化発祥の地はどこか別のラグーンなのでは?
そう思って見てみても、オレルスの家や街の雰囲気はどこも西洋的(というか非日本的)。やっぱりどこにも日本的文化は見いだせない。アルタイルまで見渡したって、そんなのさっぱり見つからない。

てことは…アサシンの文化は「既存の文化を引き継ぐなり、あるいはそこから派生させるなりというかたちで確立されたものではない」と考えていいのかな。
アサシン界があの文化の家元、かっけーなあ! 他に似たような文化があるわけじゃないんだから家元もくそもないのですが、もしそうだとしたらアサシン恐るべしだ。


アサシンのふたりはなぜアサシンになったのか…。
わかるかそんなん!